十字架

 そういえばやってなかったことに気付き人物紹介。

浦飯幽助
 人間には嫌われるが妖怪にはモテモテの我等がヒロイン。
 1回間違えて死んじゃったけど、ヒーロー螢子ちゃんにちゅーされて生き返ったぞ! 生き返ったあとは霊界探偵として大活躍だ、妖怪連中をたぶらかして仲魔を集め、いざ今日も出陣だ!
 而してその正体は魔界の王子様だったとな。こりゃ吃驚、お釈迦様もコエンマ様も作者様もついぞ夢にも思わなかったとさ。
桑原和真
 幽助君の喧嘩友達、義を重んじる根性のスーパーマン。
 霊感の強い不良少年ということで幽霊時代の幽助に重宝されているうち、いつの間にか魔界まで付き合う羽目に。次元を切る能力だとか主人公にはない人情味だとか、色々な意味で使いやすいキャラクタ。
 最終話まで生きていた人間の中では多分最も強い人。しかし姉と恋人には敵わない。
蔵馬
 お母さん思いの薄倖で厚顔(誤字に非ず)な美少年。
 出会い頭に幽助に自分と何より母親の命を助けられ、以来幽助一筋。応用力のありすぎる能力と性格と、何処か制限を掛けられたトリックスター的な言動を併せ持つパズラ泣かせのキャラクタ。
 元は伝説の極悪非道盗賊の妖怪さん、今はおちゃめでのほほんとした人間さん。
飛影
 天然ボケで仲間思いなアウトロー。
 幽助に退治される妖怪として登場後、いつしか1、2を争う情の厚い人格になってしまった人。不本意ながら幽助命。また家族に対する歪んだ憧憬と愛情は天下一品。初恋は氷泪石。
 目的のある幽助像といった感じで、能力的にも活躍の場は幽助と似ている。

 ……さて何処まで本気でしょう(おい)。

 「結果としては」上記のような性格付けになったと思われるが、何故このような結果になったのか、を取り敢えず検証してみたい。

 以下詳細。できれば順序通り読んで頂きたい。

  1. 前提
  2. 桑原和真
  3. 蔵馬
  4. 飛影
  5. 浦飯幽助