たったひとりの主人公 − 幽助のための物語 −

 実は物凄く困っている。今迄ずっと「物語による必然性から形成されたキャラクタ造形」を語っていたものだから、幽助にはそれが適用できないことに気が付いてしまった。

 逆なのだ。幽助の場合は、物語が幽助のために編まれていったのだ。幽助の必然性から、物語が形成されていったのだ。と、わたしは信仰のように信じている。

 このため、わたしはここで語るべき言葉を持たない。もたない、から、代わりにというわけでもないのだが、完全版を記念して原作の感想を入れてみたいと思う。さ、最後まで書けるかどうかは別として、取り敢えず好きなだけ幽助を語らせてくださいお願いします;;;

  1. 第一巻 act1 act2 act3 act4 act5 act6 act7 act8 act9 act10
  2. 第二巻 act11 act12 act13 act14 act15 act16 act17 act18 act19 act20 act21 act22
  3. 第三巻 act23 act24 act25 act26 act27 act28 act29 act30 act31 act32 act33 act34
  4. 第四巻 act35 act36 act37