ハインの半身 |
因みにこのハインの半身さんは、うろ覚えだが何処かで誰かに「意外と近くにあるかもしれない」と言われていた……ほほう(にやり)。それはエデンだって噂があったが、魔力がないってんだから、それってG.F.ではあり得んぞ。魔女はアルティミシアがグリーヴァにジャンクションして力を付けたように、基本的に魔力のみで力に欠けている。魔女の継承は分割させると薄まるそうだから、ハインの物理的能力の殆どが抜け殻のハインに継承され、魔法のハインが肉体的な力を失ったと見て間違いないだろう。
因みに魔女が魔「女」として描かれているのはやはり肉体的な力の弱さを示すためでもあろうが、半身の抜け殻が男であることをも暗喩していないだろうか。 |
ラグナの誕生日 |
本当かなぁ…。だって1/3って、ヒミ(秘密、火巫、日神、火見辺り?)とも Ether(イーサ。光の波を伝える媒質とされた仮想の物質、エーテル。FFやとアレやねぇ…)とも取れる…。忌みもアリやんね。 |
エスタ離脱組 |
所謂F.H.の住人達ではあるが、ヒンザー・デリングもこの仲間だったのではないかという記述があちらこちらにちらほらと(釣爺さんと知り合いだとか)。 |
第二次魔女戦争 |
……この第二次魔女戦争の立て役者が誰か、という問題は非常に重大です。結論から言えば、18年前に既に終結していた魔女戦争と、スコール達が子供の頃に終わったと言っている魔女戦争とは、別物です。端的にゲームに示された事実だけを上げれば、年代順に
- 第二次魔女戦争終結。
- デリング、ガルバディア大統領に就任(終結後に就任)、ティンバーの制圧を始める(『月刊暗黒政治経済』より)。
- (スコールの夢にて)ラグナ、ティンバーの森で迷子
- デリング(ガルバディア)、ティンバー制圧(18年前。この時点で「大統領になったばかり」)。
- ラグナ、ウィンヒルにて介抱される。
- ラグナ、エルオーネが浚われたので探しに出掛け、エスタでアデルを封印(電波障害の始まった17年前)。
となります。自分が生まれる前の戦争を、「子供の頃に終わった」と言うとは思えません。6の時点での「終った魔女戦争」というのが、スコール達の言う魔女戦争には間違いないでしょうが、そうすると、デリングが大統領になる直前の魔女戦争とは何でしょうか。
実は上の順番は、単にエルの夢が時系列に並んでいるという仮説に基づいたものでしかありませんが、デリングは魔女戦争終結後に大統領となっているので1と2の入れ替えはあり得ず、また3のラグナが「デリングシティ」の名を出していることから(元首でもない人間の名を首都に付けるとは考えられないため)2と3の入れ替えもあり得ない。また軍を辞めたキロスが5でラグナを訪ねてきているので、3と5の反転もあり得ない。順序入れ替えが可能と思われるのは、3のラグナの任務がティンバー制圧後の鎮圧だったという仮定を立てて3と4を逆にすることだが、大局に変わりはない。また4と5も入れ替え可能だが、2がそもそも18年前(かせいぜい19年前)であり、どちらにしろ大した変化はない。つまり魔女戦争は短い間に2回、起こっていたのです。スコール達のよく言う「魔女アデルの魔女戦争」が、言うなれば「第三次魔女戦争」だったということは確かだと思われる。
或いは、アデルが執拗に後継者を探していたのが、この魔女と戦って既に身体が限界に来ていたからだとすれば。アデルがその魔女に勝ったときが「第二次魔女戦争の終結」で18年前の直前(…だとすれば、エルが2歳のとき両親が殺されたのはこの後かぁ)で、その後も世界を敵に回して戦い、17年前にラグナに封印されたときが再度「魔女戦争が終わった」ときとなる。当時ガーデンもなく、軍程度で魔女(アデル)に対抗できるとは到底思えないので、やはり拮抗するもう1人の魔女が居たのだろうとしか思えないのである(…アデルの後継者探しは、その魔女の力の継承者探しの意味もあったのかもな)。
……さて、では上記の通りだとすれば、何を問題とすることができるのか。イデアの歳である。もしイデア以前に3人の魔女、つまりアデル、第二次魔女戦争を起こした(もしくはアデルを止めようとした)魔女、イデアの先代の魔女、の3人が居たのだとすれば、イデアは18年前より大分前に魔女になったとすることができ歳の問題はない。だが、チュートリアルの「力が薄まるのは避けている」という言葉を信じれば基本的に1時代1魔女が前提であり、3人もの魔女が同時に存在するというのは不自然に思われる。ならばやはり不自然な第3の魔女の存在を取り敢えず消去し、イデアが力を継承したのが第二次魔女戦争立役者の魔女だとすれば、イデアが魔力を継承したのが18年前の5歳頃のこと、となる。つまりママ先生の年齢がスコール達と5歳ほどしか変わらなくなってしまうという仮説を立てることが可能となる。
こんな破天荒な説をわざわざ検証してきたのには訳がある。例の若すぎると言われる現在のイデアの容貌ではない。イデアの年齢がこれで正しいと考えると、白いSeeD船で書いたどうしても解けない謎が、解消されてしまうのである。どういう形で解決するか。イデアとエルオーネがほぼ同い年であるということを考えてほしい。
- エスタから逃れるため手に入れた白いSeeD船の船長はイデア。
- エンディングで、エルオーネが既に船に乗った時期に17歳スコールはイデアに会っている。つまり船長として船に乗っていたはずのイデアが何故か石の家に居る。
- 2より、SeeD船は一旦石の家に寄ったとしか思えないが、エルオーネはスコールに姿を見せていない。
実は以下のように考えれば辻褄が合うのだ。最初に船長としてSeeD船に乗ったイデアは「イデアと名乗るエルオーネ」であり、スコール達が呼んでいたおねえちゃんは「エルオーネと名乗るイデア」であった、と。こうすれば条件1、2、3の矛盾が一気に解消されてしまう。つまりエルオーネは(イデアの魔力で姿を偽って)スコールのそばに(スコールは知らなかったろうが)ずっと居たのである。イデアはエルオーネとしてではあったが船長として船に乗っており(1)、イデアの姿のエルオーネは17歳のスコールと出逢い(2)、白いSeeD船が石の家に不自然に戻っていたということでもなくなる(3)。
これが事実だとすれば、大変なメリットが浮かび上がってくる。つまり「エルオーネが確実に安全になる」のである。オダインは「エルオーネと名乗るイデア」を船に居ると思い、追ってくるからである。……まぁ、エルをスコールから引き離さなきゃならなかったのが本当にエルオーネのためだったかっちゅーとワシは疑ってるんだが…。
因みに『ULTIMANIA』のエピローグも、第二次魔女戦争の魔女の存在を示唆しているように思える。歴史上大事な3人の魔女のうち、『魔女と騎士ゼファー』の魔女が1番目で、これは名もわからず。魔法の仕組みの研究に協力し、人々が(疑似)魔法を使えるようになった切っ掛けを作ったのが3番目の魔女、で、これがアデル。ということは、2番目の「世界を二分した魔女戦争のときの魔女」というのが、……? なわけだ。なんかネットで見るとこの2番目がアデルって説が有力みたいだけど、だってアデルはオダインに協力して疑似魔法を使用できるようにしたんだから3番目じゃーん。エピローグってぐらいだからこれはエンディングより後のことで、しかもSeeDはずっと続いてゆくんだからあれが遙かな未来の話だとしたら、魔女アデルも結果的には良い魔女と言われてても不思議はないもの(古い歴史がどれだけ真実を示しているか謎なことはおわかり頂けるだろう)。ということで2番目の魔女が謎なままなんですな、これをわたしはイデアに魔力を継承した第二次魔女戦争の魔女かな〜とか考えております。
で、こうなると、アルティミシアの力を継承したのは誰か、つー話になるんだが〜……。実はワシゃエルオーネがアルティミシアの継承者だと思ってます、ハイ(死)。で、イデアは、皆がそれぞれ石の家を出ていった後に白いSeeD船に乗ってきたエルオーネ(この頃にはオダインも飽きてたんじゃないかな、あの性格だし・爆)から、(まぁエルを守るため?)魔女の力を引き継いだんじゃないかな〜。……だとしたらエルは昔から魔女だったってことになるなぁ(「私も魔女だからわかります」)。まぁオダインの調査でも魔女って引っ掛からない生まれつきの魔女ってのはたくさん居るはずなんだよな、キスティスとかセルフィとか。
どうでもいいけど長いよこのセル…。 |
ラグナ様の実力 |
ラグナ様の強さについて検証。だってだって、ラグナ様達の戦闘能力って明らかにされてないんだよ! いや、『ULTIMANIA』にゃ確かに書いてあっけどさ、ってーか仮にレベル一緒やったらスコールより高いやん! いやまぁとにかく、彼等がワシ等プレイヤの目に触れるときはいつも妖精さんジャンクション時で妖精さんの能力値が受け継がれた状態なので、彼等の真の力量は推して知るべしーなのだ。ということで、でわラグナ様たちの戦闘能力を推理してみよう。
ラグナ様達の戦闘能力に関係するかな〜ってことでわかっていることといえば、
- 3人で行動を行っている。
- 戦闘のみならず偵察なども行っている。
- 大石柱(ルナティック・パンドラ)に派遣されている。
- エスタ兵に包囲された戦闘を「運動とは言えない」と言っている。
- 妖精さん達が来たときに「戦闘が楽」と言っている。
- エルオーネをエスタ兵に奪われている。
- エスタの研究所で戦闘になったとき「またやっちまった」と呟いている。
- 実際にスコール達に会ったときに「訳わからない力で凄い戦い方ができた」と言っている。
の8点ぐらい? である。
2に関しては、2通りの解釈ができる。どうしようもない落ち零れで、クズはクズで纏めてしまえという魂胆から、偵察など重要度の低いほぼ非戦闘員としての役目を担わせている、という解釈。しかしここで疑問なのが1より、(ガルバディア軍の規律がどうなっているのかわからないが)果して軍組織がこのような少数部隊での行動を一般兵に許すものだろうか、ということである(ゲームとしての必要上だなんて言っちゃ駄目ン♪)。おまけに3からも、見付かれば重要度の高い大石注の調査に、しかも未知の国であり古代超文明も数多く眠っている、かつエスタ配下にあるセントラに、たった3人で派遣される下っ端兵士が居るだろうか?(ジュリアと良い仲になったラグナに嫉妬したガルバディア上官の陰謀という話もあるが、当時でも大国だったガルバディアの軍がそんな私怨で動かせるかなぁ…) という疑問が浮かぶ。4、7からも、彼等がそこまで戦闘慣れしていなかったとは思えない、というか考えなしに相手の能力も知らず戦闘に突入してしまうケースが多かったと推測される。それでも彼等が戦場で生き残ってきているのは事実である。従って、ずば抜けて強いからこそ少数精鋭での行動を許されていたという解釈もできる。これはまぁ、ガルバディアの軍内部を知らんから何とも言えん問題ではあるが……。
5に関しては、そのまま言葉を受け止めれば「強い妖精さん達に戦ってもらえてラッキー♪」ということになるが、それはラグナ達自身の強さないし弱さを何も示してはいない。或る程度以上の戦闘能力がある人間が自分達の身体を乗っ取って戦ってくださる分には、自分達が楽をできるだけで全く問題無く任務を遂行できるからだ。自分達より強い人が戦ってくれるのなら本当に楽だし、自分達より弱い能力であっても充分に戦闘に堪え得る力がスコール達にはあったのだから、「強くなれてラッキー」という解釈と「戦わなくて済んで楽〜」という2通りの解釈が可能である。しかし8より、ラグナが妖精さんに期待していた能力は、どちらかと言えば魔法やG.F.の力だったように思えるのである。スコール達がどれだけ強くたって、剣なり拳なりを用いた戦い方であったら「不思議な力」ではないと思うのね。だとしたらこのラグナの言っている「凄い戦い方」とは、魔法なり食べるコマンド(大笑)なりのことだと思われる。
5に関しては、わたしはエルオーネが攫われた現場にラグナが居たことそのものを疑っている。以前にもエスタ兵と戦っていたのをワシらは見ているが、「運動にもならない」程度のエスタ兵に、大人数であったとしても負けることがあるだろうか?
ということでワシなりのドリィ夢入り結論。ラグナ達の戦闘能力は、平均のガルバディア兵を遥かに凌いでいたとわたしは考える。そしてエスタに派遣される際の大統領官邸前に集合という話から、またキロスのガルバディア出身とは思えない風貌から、普段は兵士として戦闘に参加してはいるが、ホントは大統領子飼いの諜報用外人部隊だったのではないか〜……なんて夢見ちゃったり♪(死) まぁデリングさんのイメージとはあんま結び付かないんだけどね。あの人エスタ人っぽいし、ユダヤ人と疑いの高いヒトラーにイメージが重なるわ〜…。 |
「ん……ついてる?」 |
この台詞が誰のものでどういう意図か、最初ワシにはさっぱりわからず、てっきり「憑いてる」かな〜って思ってたんだけど、実はウォードに憑いた(笑)セルフィが自分にないモノに対して発した言葉なのだと『ULTIMANIA』に書いてあった。セフィ……ホントにサイコーだ(ばっしばっし)。因みにラウンジでセルフィは「ラグナかっこいい〜」と言っているが、どうやら英語版では「Laguna's
pretty cute!」らしい! ぷりきゅ、ラグナぷりきゅ〜〜〜(ばしばし)。 |
ジュリアの結婚 |
チュートリアルによると、ジュリアは結婚して1年でリノアを産んだってことになってるんですよ。てーとジュリアとフューリー(因みにフューリーってのは三相の女神の名です。三相の女神ってのは、クローソー/ラケシス/アトロポスのモイラなんかがFSSで有名・笑)の結婚は3月。そうすると下でほざいてるスコリノ姉弟説(死)は絶対にあり得ませんが……でも変なんですよ。誰がいつ何をしたのか……キャラ達の台詞をまんま受け取ると矛盾してるんですって(汗)。ウィンヒルに尋ねてきたキロスは「あれ(大石柱脱出)から1年近くだ」と言っている。……あれ? デリングが大統領になったのって、魔女戦争が終結した後の18年(か、せいぜい19年)前なんですけど。ラグナ達が大石柱に行ったのってその後でしかあり得ないんですけどー。いや、まぁキロス君が来たのが4240年(18年前)の年末(ないし4241年年明け)だったとしたら、そしてデリングの大統領就任も大石柱の任務もすべて4240年年始めの出来事だったとしたら、確かに「1年近く」だからいいんだ。しかしキロスは「最近(ジュリアが)結婚したらしい」と言っている。……待って、だとしたら18年前の3月が最近???(汗) あり得ん、あり得んぞ! 17年前の3月結婚だとしたらあり得るが、そうしたらリノアちゃん16歳になっちゃうし(3月生まれなんだからゲームED前だとしても後だとしても、ほぼ確実に)。
だから個人的好みで情報の取捨選択をすれば、ジュリアの3月結婚はもちっと遅いほうがいいな〜と。いいんだ、5月以降でありさえすれば! ジュリアのお腹にすでにリノアが居た時期なら!(鬼) だってさ〜、根拠のない理由で申し訳無いが、女って別れた男のことはとっとと忘れるけど(死)、亡くなった恋人のことはずっと忘れない人多いよ? 死んだとわかって(ないけど)から1年も経たないうちに他の人と結婚、ってより、お腹にその人の赤ちゃんが居たからこそ誰かに結婚してくれ、と頼むほうがよっぽど現実味があるんだよな、女としちゃ。 |
アーヴァインの接続 |
何だかんだで、レインの顔を見たことがあるのはスコールとアーヴァインだけになる。記憶をなくしていないアーヴァインがエルオーネの船に乗せられた理由(人の意識を過去に送る能力)をもし知っていたとしたら、自分にラグナの世界を見せているのが他でもないエルオーネであり、レイン(とラグナ)の子供がスコールなのではないかと推測もできたと思われる。否、知らなくとも、スコールがレイン似であるという事実、そしてエルオーネという自分達の姉的存在の子供時代を垣間見ているという、この異常事態から何かを感じ取ったはずだ。過去を失っているスコール達と関わることになったことで、何故か彼等の失われた過去にも繋がるエルオーネの夢を見始めたことを、だが彼は何も尋ねずそのままスコール達をD地区収容所に置き去りにして見捨てようとしていたのか?
トラビアで「そっか、エルオーネがおねえちゃんだったんだ」などと言っているが、顔は現在の彼女より夢の中の彼女のが、アーヴァインの知っていたエルオーネに当然近い。しかも、エルよりもっと小さかったスコール達のことも、アーヴァインは一発で見抜いていることをそのまま受け止めれば、大した記憶力及び画像認知能力を持っていると考えられる。それなのにウィンヒルでのエルオーネがエルお姉ちゃんと全く結び付かなかったというのはおかしいと思うのだが……。それでも黙していなければならなかった彼の理由とは、決して「悔しかったから」だけではあるまい。 |
エルオーネ誘拐時の
ラグナの所在 |
エルオーネの望みは、彼女の言葉をそのまま受け止めれば、自分が誘拐されても追ってなどこないで、ラグナにレインのそばに居てほしかった、ということだが……本当にそうだろうか。自分の誘拐そのものの過去がなくなればラグナがレインのそばに居られるどころか自分も2人のそばに居られる、と考えるのが自然ではなかろうか。なのに(ラグナに接続させていた)スコールに誘拐の場面は見せていない。ジャンクションさせたスコールの戦闘能力を以てラグナに誘拐を阻止させられるのではと考えるのが普通である、だがそれをしていないということは――ラグナは「オレが居たってのにエルは連れていかれちまった」と言っているが(居たのにって言葉は、別にそばに居たの意味でなくて、出逢っていたのにって意味にも取れるしなぁ…)――誘拐そのものの歴史を変えるにはあまりにも無理な遠い場所に、そのときラグナは居たのではないかと推測されるのだ。
しかもそれをエルオーネが(そしてレインが)知っていた、となると、(キロスと共に)ティンバーに(挨拶に)行っていたか、……ひょっとして、どっかの都会に結婚指輪でも買いに行ってた可能性も無きにしも非ず……だとしたら悲劇だ。 |
レインの指輪 |
あれとは別にグリーヴァを渡されて……ないだろうな。お守りとして帰ってくるまでって渡されたラグナのヤツを所持してたりして。んでエルが後にそれをスコールに渡して……とかだったら楽しいんだが。
スコールを作る(死)前に指輪を渡したってんでもいいんだが、個人的には旅立ちの直前に指輪を渡してた方が好みだな。エルが誘拐されたとき、恐らくラグナが居なかっただろうことから、このとき指輪を買いに行ってたって説を挙げたいぞ。レインさん、辛いときほど笑っちゃいそうな人だし。ラグナもこれからエルをしっかり助けてくるからみんなで幸せになろうって言って笑える人だと思うから、エンディングのあの場面は、うん。 |
運命への出立 |
スコールの誕生日が8月23日。WHOの定めた正常妊娠持続日数は280日。ということは、ラグナがエル探しの旅に出たの、スコール17歳をED後、8月以降の設定と考えれば、18年前の11月以降。スコールが未熟児だったと仮定すれば5、6週間縮まって12月以降でも可。……実はとっても鬼畜なコト考えまして。リノアの誕生日が3月3日でしょう? 逆算すればジュリアの妊娠時期は4240年の5月と6月の境目くらい。キロスがラグナを訪ねてきたとき、大石柱脱出から1年近くと言っていた。6月と11月だったら1年って言うのは辛いが……5月と12月過ぎだったら……年明けにエルが誘拐されてラグナが出てってたんだとしたら……とか。つまりリノアの宿された時期が、ラグナのルナティック・パンドラでの任務の直前だとしたら、……したら……(遠い目)。しかしなぁ……テーマが愛でここまではやらんだろ……とは思いつつも、設定ではスコール⇔ラグナでスコール⇔リノアで、ラグナとリノアって或る意味では似てるよな、押しの強さとか笑顔とか……なんでこう設定したんだろう……とか邪推が…(遠い目)。
それ以上に、大体なんでエルオーネはわざわざジュリアとラグナのロマンスをスコールに見せたんだ? 「巧くできるかわからない」のはリノアのときだけではなかったのか。だとしたら彼女は「敢えて」あの場面をスコールに見せたのである。何で? 何のために? ……スコールに選択の余地を持たせるため、という最後の良心だったんじゃあないだろうか。リノアの騎士として生きることが初めから定められた弟を、せめて救う方法として、彼が万が一にも自分で気付いたのならば……と。せめてもの祈りを込めて。
しかしこれは、『ULTIMANIA』にあるスコールとリノアの17歳という設定が、スコールの誕生日以降、つまり8月以降の設定であり、ゲーム開始時期(春)の設定ではないことを前提とした考えである。SeeD試験は春。ということは確実に3月から8月の間、つまりリノアとスコールの誕生日の間となり、もしこの期間に2人が共に17歳だったとしたら、リノアはスコールの1年後に生まれた年下ということになる。これだと上の矛盾がなくなるんだが〜……だがこれだとどういうことになるかというと、スコールが宿されたのが19年前の4239年11月になる。……デリングさん、18年前の時点で「大統領になったばかり」なので、ラグナさんがそれより前にウィンヒルに居たはずないんですわ。しかも1年近く以上ウィンヒルに居たんだから。よって、あの設定はゲームED時(ウィンヒルの様子から見ると初秋?)のものとするしかない。となるとリノアのがスコールより半年程おねーさんの同年生まれ。……はいいんだが、それだとキスティとサイファーがスコールより2つも歳上になっちゃうんだよなぁ……それだとちょいキスティが可哀想な気が(あの人そういうこと気にしそうな人だ)。しかしこれだとスコールが彼等ン中で1番歳下になり、スコがエルおねーちゃんを独占してても皆が「しょうがないな〜」って温かく見守ってるヒッジョ〜にっ可愛い図に…ゥゥゥ(腐) |
『魔女と騎士』 |
サイファーは、恐らくアルティミシアからイデアへの力の継承を見ていたのではないか。見ていなかったにしろ、ママ先生が魔女であることに、17歳の彼は何の疑問も抱いていなかった様子からして、昔から知っていたと思われる。そしてシドはサイファーの性格等も考慮して、エルオーネの育て親でもあるラグナ主演の、魔女賛美の映画を見せたのではないか。そしてイデアを守る騎士(実際にはイデアの騎士はシドだが)としての自覚を彼に刷り込ませたと思われる。 |
イデアとラグナの邂逅 |
そう、イデアはここでラグナに会っている。そしてエルオーネという名前も知っている。なのにのち、エルオーネを引き取ってからラグナを探そうとはしなかったのか? エルオーネも何故、ラグナに会いに行こうとしなかったのだ? スコールを「現在の」リノアに送ったイベントからも、彼女が今のラグナの位置を多分に把握できる能力を有していたのは確かなのに。エスタ兵が襲ってくることから、どうやらエスタに居るらしいラグナの許へ届けるのは危険すぎると考えたのか。それならラグナがエルオーネの許に帰ってくることは考えて、ウィンヒルに書き置きを残すなどしなかったのか。そしてまた、これをジャンクションで見たスコールも、疑問に思わなかったのは何故なのか。シュミ族のイベント等で、スコールの尋常ならざる洞察力は示されているのである、にも拘わらす彼はまるで「気付いてない」かのようだ。さて。 |
エルオーネ救出 |
ラグナはこんとき、「エルオーネだけを助けに行った」。あの人が? 否、ラグナの性格を考えなくてもおかしい。
エスタでも他にウィンヒルの女の子が捕まってた気配がなかった。たとえラグナがエルだけを助けるつもりだったとしても、もし他の人間が居たなら結果的に解放することになったのに、エルオーネ「達」をウィンヒルに帰したわけではないのだ。つまり「エルだけ」がエスタに居たのである。イコール、エルが誘拐されたとき、「エルだけが」誘拐されたということでもある。つまりはエルさえ見付かっちまえば、他の後継者は要らんかったっちゅーこと。なんで? そんだけ「ウィンヒルの巫女ないし神」の力が有名だったっつーことか……な。
……そういやウィンヒルで祭りの時に花輪をかぶってたのはエルだったっけか。祭祀ってのは神事ですから、神と心を通わせられる者が行うのが普通。で、レインが巫女で……だとすると花輪をかぶらされるエルは神としての役割を果たしていた…と?(遠い目) 昔からウィンヒルの人達もエル自身も彼女の力をわかってたんだな、だからデリングシティから? 来た警備兵まで「次に奴等が来たらレインとこのエルオーネはまずアウトだろうな」なのか(何処までも遠い目)。
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レインの結婚及び死 |
小さな村が閉鎖的な雰囲気を持っているのは不思議がないとしても、他ではあれだけ人々に愛されるラグナというものを描いていながら、ウィンヒルでのみ忌み嫌われているように描かれていたのは何故か。
スコール編でウィンヒルを訪れた際、わたしがレインという女性に抱いた印象は「巫女」であった。「彼女ほど花の心がわかる人は居なかった」「収穫祭で花輪を作るのがレインの役目」「花が繰り返し咲くように、人も繰り返して生きるのかしらね」。
レインがマレビト(余所者)を出迎え、世話をする巫女(巫女は通常そのような役割を担っている)だったのだとしたら、彼女が行き倒れのラグナを介抱したのは当然であり、また村人があれほどラグナを毛嫌いした理由も朧気ながら見えてくる。巫女はその身を男達に分け与える――無知なる男に母なる知識(生産の智)を与える女神である。レインが村人にとっての巫女(聖娼婦)であり、ラグナという稀人の知識を取り込もうとしてたのならば、村人にとってそれは喜ばしいことと同時に忌まわしいことであろうなぁ……女神が更なる力を得ることでもあるが、ウィンヒルの人間が王として選ばれなくなることも意味するから。また同時に、そんな風習を知らない父権制を抱く余所者が女神の左手の薬指に指輪なんか填めたら大変、父権制に隠蔽されたその行為の真の意味は、女神(魔女)の魔力を封じるということなのだから(オダインバングルと一緒)。
つーとレインの子供(スコール)が仮に村人に疎まれていたとしても不思議はなくなるな。母権社会の下でよくある神話として、聖王は女神を宿らせて自らの新しい肉体を得るというものがありますから、ライナスとオイディプスのように。つまりはスコールさんが(この場合の聖王である)ラグナさんの生まれ変わりと村人が信じても不思議はない、と。古代では当り前のことであった母権社会(産める生に対する賞賛、女神崇拝)の名残。リノアが母親の姓を名乗っているところから見ても、ガルバディアにはそういう風潮が残っているのかもしれませんね。
で……もし仮にワシの妄想が正しかったとしたら。つまりレインさんがクラウドとティファの子供だったとしたら。クラウドの苗字、ストライフ(Strife)は恐らくSt.Life(聖命)であろうことから、信憑性が高く……なんて妄想デスわ、わかってますわ、ええ(死)。でももし正しかったとしたら、ここでも子供(レイン)は母親の姓(Lockhart)を名乗ってることになるなぁ。スコールもレウァールじゃないしね。やっぱガルバディアの慣習のような気がするぞ。
因みにレインが作っていた、エルオーネが被っていた「花輪」は乙女の性器のシンボルです。聖婚に備えて乙女は神聖な男根(リンガ)にまたがり、それを自分の身体に挿入させることで自らを犯し、夫と交わる前にいわば無原罪の御宿りによって神の子を身籠もり、神(神像)の頭(男根の頭と同義)に花輪をかぶせた。……つまりEL(神)・L(エル)・I(我)・ONE(唯一)はやはり神だった……と?(遠い目)
……で、そのように処女のまま身籠もった神の子供である初子はサケル(sacer)と言い、「特別な運命のために最初に選び抜かれた者」を意味します。……日本語だと大分違うが、原語だと近いよな……まさかな……。Scoll(Skoll)とHati(Haty)からのスコールとハーティリーのがわかりやすいしそっちもそうなんだろうけど…。 |
白いSeeD船 |
ゲームエンディングでちびスコールがエルオーネを探していることから、既にエルオーネは石の家に居なかったと思われる。つまり白いSeeD船に乗っていたということである。そして白いSeeD船の船長はイデアだという。ではあの、エンディングでスコールの会ったイデアは、偶々石の家に戻ってきていたときだったのか? それなのにエルオーネは一目もスコールに姿を見せなかったのか? 果してエルオーネは本当にスコールを置いて出たのだろうか。トラビア・ガーデンの回想シーンで、スコール以外誰もちびスコの存在を認識していなかったように見えたのは気のせいか? 本当にスコールはあそこで生活していたのだろうか。もしかしてエルオーネだけ先に石の家に引き取られていて、スコールはエンディングのあのシーン、石の家に来て間もなかったのではなかろうか。エルオーネはスコールと共に記憶を改竄されていないだろうか。あくまでも軽い想像の域を越えないが、何処か矛盾があるのは確かである。別解釈は第二次魔女戦争の項参照。っていうよりそっちが本命。 |
最終決戦までのレール |
学園長としてシドは、スコールに「この戦いは君の運命」という内容のことを洩らして彼に反発を買っている。この言葉はよく考えればとても重要である。アルティミシアに侵されてゆくイデアの思念(魔女の継承は身体から切り離された能力だけ――つまり脳細胞の機能である記憶は引き継がれないので、イデアを侵していったアルティミシアはイデアが出逢ったよりも昔の、つまり未来で生きているアルティミシアの思念であったと推察される)から最後の魔女の目的を知り、またイデアの記憶から、スコールがアルティミシアを倒した未来の事実も恐らくは知っていた。そしてアルティミシアを倒したスコールの(イデアにとっての)過去を忠実に再現してやればイデアはアルティミシアから解放されると考え、スコールを過去の姿とするべく、シドはガーデン設立に奔走したのだろう。つまりすべてはスコールを伝説のSeeDとするため、予定されていた出来事だったのは間違いあるまい。 |
ガーデン設立 |
ガーデンはエスタの人間が作ったのだと言います。塗装はF.H.の人間がやったのだと言います。……いや、F.H.はまだいい。12年前、すでに沈黙していたエスタの技術者に、シドはどうやって建設を頼んだのだ? 仮にノーグがムンバの伝手でエスタと連絡を取ったとしよう。だがそれが、エスタの一般市民にまで知られているそれが、何にでも首を突っ込みたがるラグナの耳に入らないはずがない。そしてラグナとイデアは知り合いなのである(まぁこの時期船に乗ってて居なかったろうけど)。イデアは、かつてラグナがエルオーネを探していたことも知っているし、恐らくはエルオーネから、ラグナがエスタに居るかもしれないということを聞いていたはずです。シドも、エルオーネやイデアから一切何も聞いていないということはないでしょう。
口を噤んだのは誰だ? イデアか? シドか? エルオーネか? ラグナか? ……それとも全員? スコールに対して隠蔽されている真実は何処にある? |
ガーデン入園 |
それぞれ別々の場所へ送った理由・目的(あくまでも勝手な想像)。……こう考えると、もしかしてシドが最初からSeeDにするつもりだったのはスコールだけだったのかもね。▼
スコール:イデアの出逢った伝説のSeeDとするべく教育を施す。問題は如何にあの泣き虫に戦いをさせるかだが……サイファーと喧嘩して、スコールは泣きべそでこう言っていたそうだ。「1人でも頑張らなきゃおねえちゃんに会えなくなる」と。「おねえちゃんが居なくても1人で頑張る」ではない、そこには明らかな人為工作が見られる。つまり「頑張らないとお姉ちゃんに会わせてあげないよ」という大人の言葉があったと思われるのだ。事実、彼はラグナロクの中でエルと「引き離された」と言っている。
サイファー:アルティミシアに侵されはじめたイデアをいつか守らせるため。スコールを挑発しつつイデア(アルティミシア)に向かわせるため。またはメタ視点で言えばスコールとラグナ(魔女の騎士)、スコールとリノア(魔女)を引き合わせるための媒介。
ゼル:スコールの片腕として(当時の)スコールより気の弱かった(当時いじめられっこだった)ゼルを選出。……か、それより尤もらしい理由は彼が戦力に考えられてなかった……か。シドにとっては彼がSeeDになったのは偶然?(ガーデンに入った理由も誰より自分の意志だし)
キスティス:人間はたとえ擬似魔法であっても訓練しないと使えないと言われる。ならばキスティスの特殊技、青魔法は何なのか。恐らく彼女は非常に薄まってはいても、魔法のハインの力を受け継いでいるうちの1人だろう(魔女の力は分割継承させると薄まる)。未来から来たアルティミシアがエルオーネ及び伝説のSeeDを探している最中に、まだ年端もいかぬキスティスの能力に目を付けられたら一溜まりもなく操られる、ないし取り込まれる。そのために計画に支障を来してはならないという理由より、スコールから一旦は切り離したのではなかろうか。……別に支障じゃないか。やっぱサイファー以外は無理にSeeDにする必要はなかったんだろうなぁ…。
セルフィ:キスティスと同じ理由から、彼女もまた魔女の末裔であると考えられる。従って遠く離れたトラビアに。
アーヴァイン:彼(等)に記憶を取り戻させる(或いは記憶を糊塗する)鍵としての役目を負わせてガルバディアに。頑な(になることがシドにはわかっていた)なスコールに「仲間」意識を持たせるには、昔の幼馴染みだと都合が良いだろう。まぁ「伝説のSeeD」に仲間が必要かどうかは戦局を見て決めていったのだろうが。本来スコール以外の人間の記憶を改竄したのは逆に泣き虫スコールから、彼が依存してしまうかもしれない幼馴染み達を引き離す目的であったろうし。 |
アルティミシアinイデア |
不思議なのは、イデアの意識に現れたアルティミシアだ。魔女の継承に記憶は付随しない。ならばイデアを襲ったアルティミシアの意識はまだ生きている頃の彼女のはずだが、だとしたらアルティミシアは自分の最後も知っていた……のかなぁ? エルオーネの存在もイデアは隠し通せたくらいだし、イデアの記憶から、イデアが自分の力を継承したアルティミシアにとっては次代(未来)の魔女だってのは知らなかったのかなぁ…。 |
オープニングスコール |
っていうかこの人は何であれしきのことで保健室に寝る羽目になったんだろ……そんでもって誰が保健室に運んだんだろ。……やっぱサイファーだろーか、結局ラブラブな奴等…(遠い目)。 |
スコールとの再会 |
……妙にあっさりしてたね、エルおねーちゃん…。あれが異様にあっさりしすぎてたから、実はワシは疑っていることがある。実はエルはシド達の計画をすべて知っていたのではないか。後々自分がアルティミシア討伐の一役を買うことを承知していたのではないか、とかね。ついでに、あれだけ長いこと離れていたんだから顔なんて多分わからないだろう、なのにあの確信した挨拶。シドが教えたんだとしか思えない、そしてエルがスコールの記憶のないことを知っていたことから、シドも昔からスコールが孤児院の記憶のないのを当然知っていたことになる(ガーデンで会ってから記憶喪失に気付いたら、エルはそりゃーシドに突っかかるだろうし、そもそもシドはガーデンで何度もスコールと顔を合わせてるんだし)。それが仮にG.F.のせいだとシドが思い込んでたとして、そのようなものを使用させるのはあまりに不自然に過ぎる。私が彼等の記憶がイデア(或いはエル)によって改竄されたのではないかと考えるのはそのためだ。それを誤魔化すために(恐らくは本当に記憶を薄めさせる作用もある)G.F.をバラム・ガーデンでだけ使用させたのではないか。だけ、という理由は、然るべきときに彼等が過去を憶い出せるよう、1人でも記憶を残した者(アーヴァイン)を作るためだったと思われる。 |
SeeD試験 |
サイファー……真っ先にスコール達に拍手してたやろ。これもひょっとしてひょっとして、サイファー君も全部イデア達の計画を知っていた……なんてことないかなぁ。エンディングのあの笑顔の理由を考えると、ねェ。まぁないかもな。だって彼の真っ直ぐな性格なら、お膳立てしなくても自分の役割を違えず突き進んでくれるだろーし。 |
少年との別れ |
果してサイファーに手を差し伸べたのはイデア、アルティミシア、どちらなのか。そして後には彼女をはっきりママ先生と呼んでいるサイファーが、この時点で何処まで彼女を憶えていたのか。イデアはテレビ局でマスクをしていたし、記憶を失っていなくとも最初わからなくて当然である。そしてイデアの方はといえば、後の彼女の言葉をそのまま受け止めれば既にアルティミシアに支配されていた時期ではあるが、果して。 |
新たなる指令 |
ガルバディア・ガーデンにシドからのスコールに対する指令を持ってきた雷神はこう言った。「ティンバーに行く予定だったが列車が止まってたのでこっちに来たらスコール達が居たので安心した」と。スコール達が偶々ガルバディアに居たからイデアの暗殺をシドはスコール達に託したのではなく、別の任務に就いていたスコール達に「敢えて」新たなる指令を下したのである。
因みにマスター・ノーグが後で、ドドンナの命じたバラム・ガーデンからの暗殺指令は嘘だとか言ってますが……風神雷神がノーグに従ったとも思えないしね〜。ノーグの(ドドンナに対する)「ガルバディア・ガーデンだけで魔女を暗殺しろ」ちゅー指令と、ドドンナの「偶々現れたバラム・ガーデンの人間を利用して後で言い逃れができるように」ちゅー思惑と、シドの(スコールに対する)「ガルバディア・ガーデンの狙撃手と合流してイデア暗殺を」ちゅー伝令と、3つが絡まっていたんじゃあないだろか。
さて、ここで1つ疑問。雷神の「ティンバーに行く予定だったが列車が止まってたのでこっち(ガルバディア・ガーデン)に来た」という台詞は、普通に考えると明ら様におかしい。何故ならバラム−ティンバー間は、スコール達がデリング大統領(影武者)を拉致しようとした時点で電車が止まっており、海を隔てたその2つの町を行き来することは不可能なので、シド=バラム・ガーデンから、雷神達が指令(しかも紙っぽい)を届けられたはずないからである(キスティス、サイファーがティンバーに来られた時点で命令を出したのならば、単純にキスティスに持たせればよいのだから、その後だろう)。だがこれはシド(及び風神雷神)がバラムに居たと考えるからおかしいのであって、シドがデリングシティに居たと思えば? デリングシティ−ガルバディア・ガーデン間の電車はこの時、動いていた。スコール達がガルバディア・ガーデンに居たとき、シドはデリングシティに居たとしか思えないのである。じゃあデリングシティで何をしてたかって? カーウェイと大人の話をしてたに他あるまい(謎)。
ホントはガルバディア・ガーデンからティンバーまでは歩いてだったら行けたんだけどね〜。風神雷神は電車が止まってたからガーデンのほうに留まってたんだろう。シドはできるならスコールに直接伝令を遣るつもりだったのかもしれないが、雷神がドドンナに命令書を渡したことを(ティンバーまでスコール達に渡しに行くことが本命だったにも拘わらず)「(シドに)言われたとおり」と言っているところを見ると、シドは、もし学園東前−ティンバー間の電車が止まっていたら、(スコール達も規則に則って最寄りガーデンに来るだろうと)ドドンナにスコール達への命令書を渡すように、という指示を風神達に出していたのだろう。
或いはスコール達に命令書を出した時点で電車の止まっていることをシドが知っていたとしたら……。 |
ドドンナの思惑 |
ノーグによれば、偶々現れたスコール達を利用したのは、バラム・ガーデン生徒を巻き込むことで、ノーグに命じられたことだと、失敗後にも言い訳が立つと考えたため。あくまでもノーグによれば。 |
アーヴァインとの合流 |
風神雷神がティンバーまでスコール達に任務を持ってこようとしていたところから、シドの命令は基本的にはガルバディア・ガーデンに関係ない任務と思われる。ところが実際には、シドの命令書の内容は「狙撃による魔女暗殺」であった。スコール達の中に狙撃の技術を持つ者が居ないのはシドも承知の上で、である。或いは電車が動いていたのならばスコール達はバラム・ガーデンに戻り、狙撃手を調達したのかもしれないが、仮に雷神達(=シド)が思っていたようにティンバーに居たとしても、実際には電車は止まっており、ガルバディア・ガーデンに応援を求めるしかない状況であった。ガルバディア・ガーデンには誰が居たか。たったひとり過去の記憶を持つ、スコール達の幼馴染みの狙撃手アーヴァインである。
シドは恐らく電車が止まっていたことを知っていた。スコール達がガルバディア・ガーデンに来ざるを得ないことを承知で、「アーヴァインに引き合わせるため」に不自然に狙撃の暗殺を、スコール達に依頼したとしか思えない状況である。スコール達が電車を止めた(違)時点で既にシドがガルバディア大陸に居なくては状況がおかしくなることから考えても、シドはスコール達の情報を手に入れやすい近場に居り、スコール達がバラムに帰れなくなったのを待って、ガルバディア・ガーデンに行くよう仕向けたのであろう。 |
魔女暗殺依頼 |
カーウェイはガルバディア高官として既に長い。彼が大統領に逆らって魔女を暗殺しようとした理由は何か。純粋にガルバディアの行く末を心配したのか(自分の存在が明るみに出ても、とも言ってたし)。しかもそのためにガーデンと手を組む理由は何か。
カーウェイ:動機は不明だが魔女を疎み、いざというときは切り捨てるため、魔女の配下も同然のガーデンの学生に依頼?
トドンナ:魔女に狙われたガーデンを守るため魔女暗殺を計画、いざというときノーグの指示で暗殺を企てたと魔女に申し開きするためバラム・ガーデンSeeDを利用。
シド:せめて我が子達に殺されたいというイデアの願いを叶えるためスコール達に依頼? つーか伝説のSeeDに依頼……か(ふぅ)。
……どうにもカーウェイの参加がすっきりしない。スコールが「バラム、ガルバディア両ガーデンとガルバディア軍の大佐が手を組むのか?」と疑問に思っていましたが、結局この問いに対する明確な答えは提示されてないと思います。何故? ……あまりにもFF8の核心に触れていたため?
つまりリノアが魔女となることを或いはシドは初めから知っていたが故に、巧いことを言って(或いはリノアが力を継承する前に魔女を殺してしまえとでも言って)協力をさせたのではないか? ガルバディア高官に貸しを作っておけば後々有利になるとの算段が働いて、またはこのときのせいでカーウェイが失脚の憂き目を見、サイファーがイデアの最たる側近になるよう仕向けるため。シドがスコール達が来る直前までデリングシティに居たことは確かなんですもの。何らかの裏取引があったことは確実。
そもそも普段なら引き受けないような低料金の仕事を受け、しかも将来伝説のSeeDになるとわかっているスコールをそんな仕事(半端レジスタンスのお手伝い)に向かわせたのは何故だ? しかもほぼ無期限で。やはりシドはリノアの運命を知っていたのだとしか思えない。余談だが、リノアの名前ってだって多分Reノア(ノアの再来)だしさ……ノアってのはまぁノアの方舟からも来てるんでしょうが、FF3に出てきた大魔導師の名前です。5にも出てましたっけ。 |
イデア狙撃 |
暗殺方法が、どうして狙撃なんだろうと思ったのだ。そうして考えてみれば、敢えて魔女には効かぬ狙撃という方法を取らせたのではないか、と。つまりはシドが、イデアを殺させないために。或いはアーヴァインの武器がショットガンであることから、アーヴァイン(記憶を取り戻させるキィ)をスコール達と合流させるために、「狙撃手」と指定してガルバディア・ガーデンに伝令を遣ったのではないだろうか。どっちもあったんだろうな〜と。 |
D地区収容所時 |
アーヴァインがカーウェイの依頼を受けられたということは、あの戦闘の際に彼は1人だけまんまと逃げおおせたということになる。……けど、凱旋門に隠れてたキスティス達まで捕まってるってのは何でしょ。それなのに魔女の眼前に居たアーヴァインは逃げ延びてるって何でしょ。もし彼等を捉えたのが魔女だとすれば、アルティミシアじゃないイデアが彼を逃がしたんじゃないかなぁという気がしないでもない。彼等を捉えたのが魔女でなくガルバディア軍という方面から見れば、カーウェイ大佐からの何らかの圧力があったため免除されたって可能性が高い(ほんで大佐はリノアは家に閉じ込められたままだと思ってるはずだから、その時点ではまさかとっ捕まってるとは思わず彼だけを助けたんだろー)。とすればやはりカーウェイの暗殺依頼はガルバディア軍ないし国家とは無関係の行動となる。そしてスコール達がそのまま処刑されてしまえばトカゲの尻尾切りで自分がガルバディアに問われることもなくなるとして、アーヴァインにはリノアのみの救出を依頼した???
とすればアーヴァインもデリングシティに戻れば殺されてた可能性が高いが、アーヴァイン自身は或いはそれでも良いと思ってたんじゃないだろうか。幼馴染み達を見捨てのうのうと生き延びて(ひょっとしたらスコールは死んだと思ってたんじゃないかな)、まぁ一緒に死んでも良いかな……くらいには。……ううん、ずっと離れてた幼馴染みにそこまで思うかなぁ。まだセルフィを好きにもなってへん時期やろうし(子供の頃のあれを恋とは…)。でも彼が端からリノアだけを助けて仲間を心底見捨てる気だったとしたら、リノアお嬢さんの攻撃くらいで引き返したりしないと思うし。ワシとして1番わかりやすいアーヴァインの心情は、「全部知ってた(スコールが生き残って伝説のSeeDになること)から放っておいても後で合流してもどっちでも良かった」ってんじゃないかな。スコールと再会してからこっち、まだ口調等に棘を残す彼は、様子見してたんじゃあないだろうか、スコールが思惑通りに育ってたかどうか。そんでスコール達の記憶をどうするか決めたんじゃないかな。まぁどうルートを選んでも、トラビアとの間にはアーヴァインはシドとも会えるだろうシナリオだから、記憶封印の解除を一任されてたかどうかは謎だが。
だってなぁ。スコールの運命を知ってたとしか思えんのよ、アーヴァイン君てば(汗)。既に彼はスコールと共にエルオーネの過去を見ていたのだ(時間的にちょうど収容所に向かう最中辺り?)。彼等と関わったことで過去に飛ぶなどという異常事態に巻き込まれているのに、もし何も知らなかったとしたらそれも尋ねることなく黙したまま彼等を見殺しにしてゆくのか? もし死ぬつもりでデリングシティに戻ったのではないとすれば、彼はイデアがスコール達を殺すはずがないと知っていたのだろう。イデアがアルティミシアに乗っ取られていたことを知らなかったとしてもだ。何故か、って考えると、ねぇ。
……あ。ひょっとしてカーウェイが依頼したのがスコール達全員の救出で、リノアだけを助けたのがアーヴァインの独断……とかのがすっきり来ないだろうか…。カーウェイがリノアだけ助けろってのはおかしいよな、やっぱ(汗)。スコール達が口を割らないとは限らないのに、収容所に残しといたほうがよっぽど自分やリノアにも累が及ぶってのは考えるだろー。だからカーウェイは皆を助けろっつったけど、どーせイデアがスコール達を殺すはずもないことも生き延びる未来(過去)も知ってたアーヴィンは、見捨てといたほうが色々と得策と考えたんかもな〜。つーとやはりアーヴィンは自分の役目を納得してたちぅことか…。 |
SeeDの真の意味 |
SeeDの意味を知りたがっていたのはアルティミシアである。彼女はSeeDが自分を倒しにくることから、SeeDとは魔女を倒すためのものだと知っていた、にも関わらず、それ以上の意味を探ろうとしている。すると、シドがその後のスコールに話した、傭兵としてではない魔女を倒すためのSeeDとしての役割も、SeeDの真の意味ではないと知れるのだ。
わたしはスコールが生き延びたいと嘘を吐いた、あの(あの場面では異様に異質な)花の話にこそ含まれるものを感じる。ウィンヒルで、イデアの家で、オープニングで。何故花が咲き乱れている? 花は通常、プラスの感情を引き起こすものとして象徴される。言うなれば愛だ。魔女の継承が「愛の継承」である所以は何だ? 魔女は騎士が居ないと悪しき魔女になるという。もしSeeDが悪しき魔女を倒し、愛のない状態から解放するのだとしたら、それも一種の魔女救済である。そして魔女救済を別の形で、もっと穏やかな意味で行おうとしたら、魔女の騎士になれば良い。……或いはSeeDを育てるガーデンとは、魔女の騎士養成所であったのではないか。そして恐らくは……子供の産めない魔女の生み出す種、愛、子供達。因みに大部屋時代のスコールの部屋番号は028と見えるんだが。つまり「にわ」。
ついでにスコールが冷徹な一撃で殺されなかった理由は、普通で考えればこの理由を聞き出すためというのが一番の有力説だろう(だけどせめて服に穴くらいは欲しかった…)。だけどなぁ……あれ、ホントにアルティか?; ガーデンは魔女に縁深いから魔女はガーデンを手中に収めようとするっつったのはノーグだが、あれがイデアでなかったとしたらその説明は成り立たないんだぞ。ううむ。
余談。花は女神の夫/女神の息子/聖王/神の生贄/英雄の血という意味もある。ふふ、ふふ、ふふふふふ〜……怖ッ。 |
学園長の妻 |
だがここでも、彼女がママ先生であることは語られない。シドは明らかに、スコール達が記憶をなくしていることを知っているのみならず、少なくともイデアのことに関しては取り戻させる努力も払っていない。この後、エルオーネを探させる際に若干「あなたは知っているはずです」と言っているが、「知ってますね」じゃない辺り、結局記憶の欠落を彼が知ってることを裏付けてるよーな…。そしてそれがこの言葉のように、或る切っ掛けで蘇ることがあるのもまた彼は知っていると露呈させたようなものである。
この直後、スコールの独白によれば、彼は小さい頃に色々な人に頼って生きてきたことを、つまり小さいときの記憶があることを洩らしている。なのにイデアの家の記憶だけがない。ここまで明らかなる不自然は、G.F.の偶然性に拠る記憶の欠損と見倣すから不自然に見えるのであって、ならば逆に見てみれば良い。彼等は或る特定の記憶を、なくすべくしてなくしたのだと。つまり誰かに記憶を改竄されたのだと。
ガルバディア・ガーデンの学生が言っていた、「魔女は人を洗脳する力がある」と。……アーヴァインが出てくる直前で、偶然そんなことをNPC(ノンプレイヤキャラクタ、モブ)に言わせる? |
ガーデン運営 |
F.H.に到着した時点で、シドはスコールに「ガーデンを宜しくお願いしますよ」と言っている。スコールはしきりに「何故俺なんだ」というようなことを行っているが、既にこのとき、ガーデンの運命は彼の手に委ねられていたことがわかる。 |
君の運命 |
「魔女討伐の先陣に立つことは君の運命なのです」……シド、言い切ったよ(遠い目)。これはプレッシャーを掛けるためとだけ読んで軽く流せばそれで終わるが、深読みするととんでもねぇ。スコールは「俺の人生が最初から決まってたみたいに言わないでくれ」と反論するが、……決まってたね(ほろほろ撫で撫で)。
因みにシュミ族の人達も、スコール達の運命を知っているような台詞が多々あった。仲間であるノーグから聞いていたはずはない、だとしたらノーグは真っ先にスコールを消そうとしたはずだからである。ならば誰がシュミ族にスコール達の未来の訪問、またその運命を告げたのだろうか。 |
ウィンヒルにて |
村人はラグナのせいでレインが死んだと思っているようである。何故? レインの死因が多分何処にも書かれてないので、もしかしてFF8最大の謎かも。多分何処にもヒントがねぇよ…(汗)。ラグナの子供を生んだせいで彼女が死んだって思い込むほど愚かだと仮定するのは村の人達にあまりに失礼なような気がする。仮にそう思っていたとして、ならば憎まれるべきはラグナの子供1人(これもレインの子供でもあるって考えられるから矛盾してるんだが)だとして、何故家のある(ラグナが寝起きしてた家だよ)エルオーネまでもが孤児院に入れられなければならなかった?
ラグナが、送り帰したエルとレインのことを心配しなかったはずはない、内偵でも送っていたはずだ。実際、ラグナは行方不明の後エルオーネを探しているのは台詞から明らかである。なのに2人の行方が杳として知れなかったのは、村人達が憎んでいたラグナに対して語らなかったのではなく、村人達自身も知らなかったからだと考えることもできなくはない。その証拠として、村人は「天使のようなエルオーネもあの日を境に消えてしまった」と言っている。これは村人が望んでシド夫妻にエルオーネを引き渡した言葉には到底思えず、むしろレインの死後、誘拐でもされてしまったかのような言種である。
では仮に誘拐されたとして、誰に? 首魁はシド夫妻ではないだろう、仮に実行犯だったとして、「何も知らない」彼等にはそれを行うメリットがない。スコールがイデアを魔女という運命から救う者とシドが「知っていた」と仮説したら? 否、この時点でまだ17歳スコールに会っていない彼等にその未来がわかろうはずもないことから、もし仮にスコールの運命を知っていて、エルオーネとスコールの2人を誘拐したのたとしたら、誰か彼等にその「未来」を教えた者が居るという結論になってしまう。だけど仮に全くの第三者、例えばエスタ兵が誘拐したとしては、石の家に来ることにゃならんし。
因みにエルの家で写真を持ってって、村を影から援助してる人物はあの人しか居ないでしょう。まったく(ほろほろ)。写真を持ってったってことは1度くらいはラグナさん、ウィンヒルに来たんじゃないのかなぁ……お忍びで。ほんでスコールが写真に気付くアクションも用意されてるってことは、あのウィンヒルの夢でスコが自分の両親に気付いたってことにしといてもらいたいのかな、四角屋としては。まぁレインさん……確かに似てたからねぇ、スコールに……スコのがラグナさんに睫とか似て更に美人だったけどさ…(遠い目)。 |
G.F.による記憶欠損 |
これを言い出したのもアーヴァインである。また彼はこうも言っている。「憶えてない方がいいこともあるから」と。
この石の家での回想シーンで、アーヴァインは幽霊のように佇むスコールに対して「どう?」と声を掛けている。明らかにスコール(達)に記憶を取り戻させようとしている姿勢である。
そもそも記憶欠損がG.F.のせいだとしたら、あんな些細な切っ掛け程度で憶い出すというのがおかしい。あのあっさりとした記憶復活は、恰かも暗示が解けたかのようではないか。魔女には人を洗脳する力がある、とアーヴァインの居たガルバディア・ガーデンでNPCにわざわざ言わせなければならなかった必然性は何だ? たった1度、G.F.を着けていただけのセルフィが見事なまでに記憶を失っているにも拘わらず、バラム・ガーデンでずっとG.F.を着けていただろう(オープニングで魔法を使用していたことからもわかる)サイファーが記憶をなくしていたようには見えなかった、あの不自然さは何だ? スコールが、イデアの家の皆のことは忘れていたのに、その他の小さい頃の記憶は失っていなかったのは何故だ? アーヴァインは彼等の記憶欠損がG.F.のせいではないと知っていた上で、彼等に記憶を取り戻させると同時に、記憶欠損がG.F.のせいであると嘯いて、事実を糊塗しようとしていたようにしか見えない。では彼等の記憶欠損がG.F.のせいではないとして、何のせいでそうなったのであろうか。魔女の洗脳以外にあるまい。
だがG.F.による記憶欠損が全くのデマかというとそうでもない。スコール達の記憶欠損が完全にG.F.のせいであるとは考えにくいが、そう噂になるだけの土台はG.F.の使用にあったのだろう。アルティミシアが、「G.F.の真の恐ろしさはそんなものではない」と言っているあたりで、その恐ろしさのひとつが記憶欠損であることもまた裏付けている。逆に言えばG.F.にそのような作用も本当にあったからこそ、事実を隠蔽するだけの理由となり得たのだ。つまりシドは、(恐らくそこまで行使しなければ記憶への大した影響もない)G.F.を、スコール達から真実を遠ざけるため、導入せざるを得なかったのであろう。何のためにそこまでの事実隠蔽が必要であったか、から考えていけば、逆に真実が見えてくるような。 |
魔女イデアの騎士 |
スコールが明らかにママ先生じゃないと思った魔女イデアに対し、サイファーは「俺は魔女イデアの騎士」と言うとる…(ほろほろ)。 |
イデアの正気 |
真っ先に「この日を待っていました」「私はエルオーネを守りましたか」……怪しい、怪しすぎる…(汗)。この日とゆーのは魔女の力を無くした日(リノアの継承参照)のことでしょーか、スコールが立派になって現れた日のことでしょーか、…………。 |
イデアの家にて |
シドはここで、スコール達が記憶を取れ戻していることを前提に話を進めています。……いつ知った?!; んな話なんざシドとしちゃねえ。「何が起きたか大体わかるから報告はいい」と言ったのはシドだ。誰が記憶を取り戻したことを話したというのだ? 恐らく皆、他の誰かがしたんだろうと思って言及はすまい、だが……むむう。 |
エスタ入国 |
なぁ……エスタに行くにはF.H.から線路を歩いていくしか陸路はないんだよな? 航路もないんだよな? エスタを取り囲む高山を乗り越えるだけの飛空挺も現時点では持ってないよな? ……ママ先生達、線路の1本道を歩いてきたはずのスコールをいつ彼に知られずに追い抜いたんですかッ(爆)。以下、そのときのスコールとセルフィの会話(嘘)。
スコール「あんたたち……一体いつどうやって(汗)」
セルフィ「えー、バラム・ガーデンってほら、背高いでしょ〜? 陸橋の脇にぴたっとくっ付けて、3階から橋に渡ってきたんだ〜♪」
スコール「……そんな方法があるなら最初に言えッ!////;」
セルフィ「そうだよね〜、いいんちょが勝手に出てっちゃったせいで方法なんか教えるヒマなくて、いいんちょは太平洋横断くらいの距離歩かなきゃならない羽目になったんだもんね〜♪」
スコール「;;;(ぐさぐさぐさっ)」
セルフィ達のワープより、スコール君の健脚(?)のほうが不思議だヨ……。 |
ラグナの言葉 |
悪いことは言葉にすると本当になる。日本の言霊信仰のような台詞だが、これ自体にはそこまで(このゲームにとっては)意味がない。だがそれを、ラグナ編でちょっとくどいと感じる繰り返しを以て、プレイヤの記憶に残すようになっていたことが、重要だと思うのだ(ラグナがこの台詞言ったあとにね、キロスがまんま繰り返して言うの)。
四角屋が「ラグナに影響されるスコール」を描こうとしていたのは恐らく間違いあるまい。だが「ラグナの息子としてのスコール」を明確に描いていなかったことから、どちらかと言えば「父に影響を受ける子供」が描きたかったわけではないと取れる。ではゲーム中、かなり明ら様に描かれていたスコールとラグナの関係が何かと言えば、「妖精さんと取り憑かれ主」だと思うのだ。これは明らかに「RPG主人公とプレイヤ」の関係である。つまりラグナとは、メタ的に言えば「スコールにとってのゲーム内主人公」なのである。しかもラグナは(そしてスコールは)「プレイヤとイコールの主人公」ではない(妖精さんの仕業で意図通りに動けないといったような台詞がある)。
それでも、そんなラグナに影響を受け、スコールが自力でラグナが自分の父であると結論付けた(キロスに母親に似ていると言われても否定もしなかった)ように、きっと四角屋はプレイヤに、スコールに何かしらを感じて成長してほしいと思ったんじゃないかな〜。スコールに、というよりも、ゲーム全体に対して。
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現在位置入力 |
ラグナロクの大気圏突入プログラムに現在位置を入力……って……「WJHEIE/……」はわからんが、「2872/HD−IEU」……「庭何/HD? ケーブル?−私とあなたの間にE(エル)」……考え過ぎか、な…。これがHD-IDEだったりしたら笑うんだが(え)。そーいえばアンジェリークでアンジェが256代目女王と聞いたときも思わず吹き出したモンだ(からから)。 |
リノアの継承 |
リノアが魔女の力を継承したのはいつなのか。月の涙が落ちたとき? イデアは「いつのまにか」継承させたと言っているが、そもそも何故アルティミシアはイデアから意識を切り離し、リノアに移ったのか。既にそのとき、イデアの力はリノアに継承されていたからではないか。その後でスコールと合流したときに魔導(魔力)が使えたことは、セルフィやキスティスを見ればわかるとおり、継承の有無を示さない。イデアが倒されたときのリノアにジャンクションしたスコールがラグナロクで「やはり」とリノアの魔女化を納得しているのもそのためではないのか。魔女の継承は魔女自身が把握するところであることはゲーム中何度も出てきている描写であり、イデアは嘘を吐いていたというか、その前の時点で継承の事実を隠していたことになるが…。
これを裏付ける証拠として、2人がラグナロクに居るときに既にエスタがリノアを魔女と認識していたことが挙げられる。イデアは「誰かに」魔女の力を継承したと言っていたのだから、エスタがリノアと限定して魔女の力の在処を知っていた理由は、オダインに預けたときのデータを解析したというそれしかあり得ない。少なくとも宇宙に出たとき、リノアが魔女になっていたことは、リノアの「宇宙で『別の』魔女がいたの」という言葉からわかる。別の、ということはつまり、本人も魔女であったということである。てーとやっぱアルティに初めて操られた時点でリノアが魔女になったとしか考えられんだろう。その後のアルティミシアを倒す作戦で、アルティが魔女にしか入り込まないことを当り前のように話していたことからも(ジャンクション・マシンがエルの能力を元に造られたのならば、魔女が魔女にしか入れないということはあり得ない)、やはりサイファーにリノアとしてアルティが話しかけたときには、リノアはすでに魔女だったのだろう。 |
オダイン・バングル |
この描写! バングルってやっぱ、リノアが前イデアに着けようとしたオダイン・バングルだよねぇ? スコールと再会した後、それを外した様子ってなかったやんか。リノアは、アルティミシアが自分の身体を使って時間圧縮を行おうとしているっつってたが、だったら何のためアルティはアデルの封印解いたんだっつーの。リノアはもう、自分がアルティミシアに利用される可能性の低いことは知っていたはずだ。それでも念を入れて? バングルの封印だけでは不充分と考えた? 嫌われるのが厭だからって理由? どーもイデアにしろリノアにしろサイファー(笑)にしろ、アルティミシアの意識を覗いた人は変だ。何を考えてる?
……ひょーっとしたら。リノアは勿論のこと、サイファーもどっかの時点で知っちゃったんじゃないのかなぁ、アルティミシアの正体を……駄目ねぇ、サイリノの視点は。え、正体が何かって? おほほ…(視線逸らし)。 |
魔女の継承 |
この時点で、「誰か」に魔女の力を継承させてしまったと言っていたイデアが、リノアに対し「あなたの人生に余計な荷物を」と言って謝っている。イデアが「誰かに」ではなく「リノアに」継承されたことを知ったのはやはりエスタのオダイン博士と話したからであろうか。
しかし実はこれより不思議なのが、アンジェロ。どうやってここまで来た?!(大笑) ワシ、リノア取り戻してからアンジェロ引き取りにルナサイドベースに行った憶えないんだけどなぁ(笑)。それでもリノア連れて地獄に一番近い島に行こーと既にアンジェロ居るし……。 |
スコールと約束 |
……ティアーズ・ポイントのルナティック・パンドラを何とかしなきゃ〜って言ってるときに、どうしてリノアは孤児院に行きたいなどと言い出したのだ? 単に行ってみたいという理由は、ガルバディア・ガーデン決戦前にイデアの家に行けているのだから(行けるようなシステムなのだから)矛盾している。ここでの約束がなかったらスコールは現代に戻ってこられなかった、このシーンは大事だが、どうにもここに来る脈絡がない。このゲームは脈絡のなさこそが重要な意味を持つことが異様に多い。単なるシナリオの破綻か? それともリノアもこの時点ですべてわかっていたのか?
しかしここ。セルフィを連れていくと、実はセルフィもスコールとリノアの関係に気付いてるっぽい感じするし(妄想ぢゃ)、キスティスを連れていくと、「どうかな」と言ってしまうリノアの本性が垣間見えるし。侮りがたし女性陣。 |
魔女の騎士 |
……色々と思うところはありますが、取り敢えず抜粋載せときましょう。「古来、ほとんどの魔女は騎士とともにありました。騎士がいない魔女は多くの場合、力を悪しき道のために使ってしまうのです」「今も一緒にいてくれて私を守ろうとしてくれています。騎士はあなたに安らぎを与えます。あなたの心を守ります」 |
13年前のイデア |
このときイデアが継承した力の主がアルティミシアだということは疑うべくもないが、問題はその後の台詞である。「どんなにつらい物語にも終わりがある」「それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても」。……一体イデアの苦しみの物語の終わりが、「誰の」悲劇の幕開けだったというのだろう? そしてスコールの物語の終わりが「誰の」悲劇の始まりだと言うんだろう? 普通に考えれば「自分の」悲劇に始まりなんだけどね、スコールがアルティを連れて過去にやってこなきゃこの人はアルティに乗っ取られやしなかったんだから。
だけど……うーん。もしアルティの継承者がエルだったとしたら、イデアはスコールの旅の終わり(一応の、ね。ED)が誰の悲劇の始まりだと考えるだろう。自分……でもあるか、一応は。実質アルティに長いこと支配されてたのはこの人だし世界中を本意でなく敵に回しちゃったし。でもなんか弱いなぁ。エルの悲劇……ではあんまナイような。いやそれもあるんだけど、アルティがエルにジャンクションしたってことは多分ないだろうしなぁ……って、あ。……ん〜? そうか、アルティが「物語」の概要をエルに刷り込ませば結構自然?(謎) ん〜、だとしたらエルの悲劇でもある、と。シド……或る意味ではそーだな、奥さん(なのか???; …娘じゃあ、もしかして…死)とずっと別居になっちゃったんだからねぇ。まぁそれがなくてもオダインのせいで別居やったような気ィすんねんけど。別居より、イデアを倒す決意という意味での悲劇か。……うーん? ……ラグナ? ……こ、これは妄想入り過ぎるからやめよう…(−−; |
愛と友情、勇気の大作戦 |
この時点で、スコール(と仲間達)以外にとっては話が簡単だった。アデルが幾ら強いとは言っても、時間圧縮を始めたアルティミシアほどではないだろう。未来に行ってわざわざアルティミシアを倒すよりは、SeeDの力を借りてでもアデルを倒し(ないし封印し)、リノアを封印すれば簡単に事足りたのである(或いは他に魔女が居たとしてもそれは周知の事実ではないため、アルティミシアも知ることは恐らくできない。考えてもみてほしい、イデアはアルティにとって自分の力を継承した魔女であり、リノアはアルティの目の前で力を継承した魔女であり、アデルは世界的に有名な魔女であったことを。アルティミシアは、高々エルオーネの行方も捜し出す力はなかったのだから)。
しかしラグナは上記の案を選ばなかった。この時点でスコールが自分の息子であることをラグナが知っていたのは確実であると思われるが、ならばリノア封印を妨げなかったのは、息子を慮っての結果であろうか。否、それだけには思えない。何故なら、ラグナがSeeDの中でも何故「スコールに」アルティミシア殲滅を依頼したかを考えれば、自然疑問が湧いてくるからである。ラグナが、イデアとアルティミシアの過去を何も知らなかったのだとしたら、息子を慮ったにしては、そんな危険な任務に赴かせるには無理があるのだ。ならばこう考えれば良い。ラグナはあの時点で、スコールがアルティミシアを確かに倒し生き残ることを、イデア(とシド)から訊いていたからこそ、息子を未来に向かわせることに抵抗がなかったのだ、と。
また、こうも言える。スコールが未来に向かわないことには、アルティミシアはスコールを追って過去に来ることもなく、イデアがアルティミシアから力を継承することもなく、SeeDが存在することもなく、何のためにかアルティミシアが時間圧縮を始めた際に、それを阻止できる人物及び組織はないことになってしまう(ライブラを信じれば彼女が時間圧縮をしようとした理由はSeeDを殲滅する力を手に入れるため、なので、SeeDが居なくなればそもそも彼女が過去に来ることもなくなろうが、それをスコールの時代の人間は知る由もない。イデアもリノアもその目的は知ってもアルティの心情は語らなかった。し、わたしはアルティの時間圧縮の目的は全く別の理由と考えている)。時間の環を閉じアルティミシアの時間圧縮を全く安全な方法で打破するためには、スコールを未来に遣ることしか手はなかったのだ。 |
ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!! |
……集英社ジャンプコミックス小畑健著『CYBORGじいちゃんG』を読みましょう、ええ(謎)。……そういえば犬だし! もしかしてサイファーの犬嫌いってホントにここから来たのかぁ?(大笑) |
過去のアデル |
この時点で、スコール達にとっては、リノアごとアルティミシアがアデルに送り込まれることは「未来」であったが、ラグナ達にとっては(ホントはスコール達にとってもなんだけどね)既に「過去の」物語なのである。だからこそ、知らない人物の過去は見れない、つまりよく知る相手ほど送り込みやすいはずのエルオーネが、親しんだイデアより、より危険性の高いアデルにわざわざ、アルティミシアを送り込んだのだろう。アルティミシアの入っていた(時間圧縮を行おうとしていた)アデルが何もせず何事もなく、その後世界を脅かした魔女として封印されることを「知っていた」ラグナにとっては、この作戦の成功は「完璧な作戦」以外の何物でもなかったのだ。……こう考えると、アデルを封印するときのラグナの「オレ様の計画はいつだって完璧と決まってる」って台詞……深読みすると非常に怖いな(汗)。 |
時間圧縮 |
ここに連々と、アルティが時間圧縮を始めた理由を書いてたんだが、ぜーんぶ人物紹介のアルティの項に移動〜。んなセル残しとくなよ(死)。や、だからワシのためのシンキングメモだしいいよね、ここは纏めんでも……てゆかここの全部綺麗に纏める時間は……。眠いのよ〜眠いんだってば〜(くるくる)。 |