きんぐこんぐ。

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• 絵：川渡透

仮定：工藤様と青子様が幼馴染である。

1. 「あ、虹」

   「あー……虹で憶い出した。ねぇねぇ新ちゃん。ユークリッド幾何学はＥ５を、非ユークリッド幾何学は¬Ｅ５を仮定として持つでしょ？」

   「うん？」

   「Ａ、Ｂ、Ｃをね、それぞれ『Ｅ５は真の命題である』、『ユークリッド幾何学は無矛盾である』、『非ユークリッド幾何学は無矛盾である』って置くとします。そこで！　ユークリッド幾何学が無矛盾なら、ユークリッド幾何学の仮定は全部真の命題。ユークリッド幾何学の仮定が全部真の命題なら、Ｅ５も真の命題になる。これに三段論法を使うと？」

   「ユークリッド幾何学が無矛盾であるなら、Ｅ５は真の命題。つまりＢ→Ａの論理式は真となる」

   「で。非ユークリッド幾何学が無矛盾なら、非ユークリッド幾何学の仮定はすべて真の命題。非ユークリッド幾何学の仮定が全部真の命題なら、¬Ｅ５も真の命題。¬Ｅ５が真の命題なら、Ｅ５は偽の命題。これらに次々と三段論法を使うと？」

   「非ユークリッド幾何学が無矛盾であるならば、Ｅ５は偽の命題。従ってＣ→¬Ａが真となる……って、あれ？」

   「そうなの。そうするとねぇ、Ｂ→¬Ｃっていう論理式が求められちゃうんだよねぇ」

   「ユークリッド幾何学が無矛盾だと、非ユークリッド幾何学は矛盾？　そーすっと一般相対性理論もビッグバン理論も矛盾だな、まぁ元々パッチワーク的だけど」

   「語るならユークリッド幾何学の特殊性、それとも？」

   「だったら定常宇宙論行こうぜ、面白そうだ」

   「楽しいねーえ」

2. 結論：きんぐこんぐらっちゅれーいしょん。（謎）