古代セントラ文明は、チュートリアルによると4000年前に興ったそうである。
やく4000ねん前にセントラにおこったぶんめい。
このセントラの人々がそれぞれの大陸に移住して、にしの神聖ドールていこくとひがしのエスタを建国した。
神聖ドールていこくがれきしを通じて分れつ統合をくり返し現在の世界じょうせいを作り出した。
しかし『ファイナルファンタジーVIIIアルティマニア』の「セントラ」の項には、こんなことが書いてある。
約400年前に興ったセントラ文明の名を残す国家。「月の涙」による被害を受けて、100年以上前に滅亡した。エスタと神聖ドール帝国は、かつてセントラから東西の大陸に移住した人々が建国したと言われる。
この400年前に興った
がセントラ文明
に掛かるのだったら誤植になるが、セントラ文明の名を残す国家
に掛かるのだとしたら、セントラ文明は多国家であった等の理由で国名ではなく、400年前にやっと国の名として建国されたことになる。
さて、エスタ大陸のエスタとドール大陸(現ガルバディア大陸)の神聖ドール帝国は、このセントラの人々が、セントラ滅亡後に移住して建国した国家のようである。
やく4000ねん前にセントラにおこったぶんめい。
このセントラの人々がそれぞれの大陸に移住して、にしの神聖ドールていこくとひがしのエスタを建国した。
神聖ドールていこくがれきしを通じて分れつ統合をくり返し現在の世界じょうせいを作り出した。
約400年前に興ったセントラ文明の名を残す国家。「月の涙」による被害を受けて、100年以上前に滅亡した。エスタと神聖ドール帝国は、かつてセントラから東西の大陸に移住した人々が建国したと言われる。
セントラからひがしの大陸に移住した人々が創った国で、成立は、にしの大陸(現ガルバディア大陸)を支配した神聖ドールていこくと同時期である。
おだやかにきこうにめぐまれており、人々の気風も同じくおだやかであったが、いつしかかがくてき技術を重んじる国に変わっていった。
月からのモンスター降下現象。
かつてセントラの街々を壊滅させた。
月のモンスターの数がほうわ状態になると発生するとされている。
地上サイドにも「月のなみだ」をひきおこす物質があるとかんがえられている。
れきし上いくたびか発生しており、今後も発生することがよそうされている。
(ガーデンのもとになった建造物)
古代セントラが「月のなみだ」の直撃をうけて滅んだ後、生き残ったセントラ人は世界中へとちらばっていった。そのときにつくられたのがセントラ・シェルターである。
いどう可能なシェルターであり、かつては世界各地にその残がいが多数残っていたという。
セントラが月の涙で滅びたことは間違いないようである。しかしどちらのセントラが滅びた後に、両大陸の国家は建国されたというのか。
確実に滅亡がわかっているのは、400年前に興ったほうのセントラ国である。
約400年前に興ったセントラ文明の名を残す国家。「月の涙」による被害を受けて、100年以上前に滅亡した。エスタと神聖ドール帝国は、かつてセントラから東西の大陸に移住した人々が建国したと言われる。
もしこちらの国家滅亡後だとしたら、エスタと神聖ドール帝国の建国は100年程昔だということになる。
とすれば、ガルバディア、ティンバー、ドール、F.H.の建国も、すべてその後の話ということになる。
これらのうち、建国時期の推測が立てられるのはF.H.である。
エスタ創成記ってな頃は活気があってなあ。全ての職人が張り切ってたもんじゃ。
……が、いつしか目的がずれてきてなあ。その技術を軍事目的に使うようになってきた。
それを何とかしようと、駅長のドープ達がいろいろと頑張ってたが……駄目じゃった。
結局、エスタにそれが求められんのなら『創ればいい』と誰かが言った……。
職人にとって『創る』は最大の魅力……。賛同者は多く、結局ここにF.H.を創ったんじゃ。
「じゃぁ、F.H.にも、行った事があるのね」
「そうか……17年以上前、そこへわしの友人が何人か行ってしまったんじゃ」
ラグナ様、ついにF.H.に立つ! つまり、ここからエスタ大陸に入ったというわけ。
やっぱりエスタ行きはF.H.からなんだ〜。この頃はもう列車は走ってなかったんだよね。
エスタの発展期に活躍した技術職人たちが、同国に求めることができなくなった「創る」という欲求を純粋に満たすべく、街を興したのがはじまり。
(中略)
街の建設に関わった者の多くは高齢に達しており、近年はF.H.で生まれ育った生粋の地元民も見られるようになった。
「17年前」を基準に話されていること、「近年」に地元民が見られるということ、高齢者(当時の熟年の技術者)だけではなく中年も混じっているらしいこと、からF.H.の建国はここ30年程度以内だろうことが推測される。
この頃にエスタ創成記
だったのだから、エスタ開国はここ100年以内であるほうが自然に見える。
しかしエスタと同時期
に建国された神聖ドール帝国のほうは、こうはいかない。
ガルバディア大陸(先ドール大陸)の東の海岸にある小国で、ルプタンビーチに面した古い街が中心地。
かつての大国、神聖ドールていこくの名を残しているが、その力を示すような物は、今は何も残っていない。
100年程度の歴史しかない神聖ドール帝国が滅亡したのちにできた国なのに古い街が中心
というのはおかしな話だ。これはセントラ・シェルターにも同様のことが言える。
(ガーデンのもとになった建造物)
古代セントラが「月のなみだ」の直撃をうけて滅んだ後、生き残ったセントラ人は世界中へとちらばっていった。そのときにつくられたのがセントラ・シェルターである。
いどう可能なシェルターであり、かつては世界各地にその残がいが多数残っていたという。
ガーデンが建設されたのは12年前である。このせいぜい80年程度の間に、世界各地に存在していたセントラ・シェルターが残骸となり、もはや多数残ってすらいない状況になっていたのである。
また、決定的に矛盾するのは「名もなき王の墓」である。
デリングシティほくとうにある神聖ドールていこくのラスト・エンペラーの墓所。
死せる王の名を本名で呼ぶことはわざわいをまねくといういい伝えがあり、このような名で呼ばれている。
内部はモンスターのそう窟となっており、未確認ながらG.F.も存在すると言われている。
18年前には既に神聖ドール帝国ではなく、ガルバディアとティンバー(その他)になっていた。つまり(新)セントラ国家の滅亡の後に神聖ドール帝国が生まれたとしたら、神聖ドール帝国は80年強の年月しか存続しなかったということになってしまう。
だが、その短い期間で神聖ドール帝国の帝王がラスト・エンペラー
と呼ばれる代まで代替わりし、尚且つそのラスト・エンペラーの墓所が廃墟になるというのは不可能である。
以上のことから、100年強の昔に滅びたセントラののちに、両大陸国家が建国されたというのは不可能と思われるので、エスタと神聖ドール帝国は、古代セントラ文明の栄えていたセントラ大陸の文化が月の涙によって滅びたのちに、移民したセントラの人々によって建国され、セントラ文明滅亡後に留まったセントラの民により400年前に再び「セントラ」の名を冠した国家が生まれたのだろうことが推測される。
約400年前に興ったセントラ文明の名を残す国家。「月の涙」による被害を受けて、100年以上前に滅亡した。エスタと神聖ドール帝国は、かつてセントラから東西の大陸に移住した人々が建国したと言われる。
この場合、かつて
は国家建国より昔の「かつて」にセントラから移住した、という意味になる。
時系列に並べると、以下のようなところだろう。