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:: 完成図 :: [動画](JAVA起動あり) |
| 背景を描く |
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主線なしの絵の場合、構図にもよりますが、わたしは大抵背景から描き始めます。 主線のない絵の場合、背景に溶け込ませないと、逆に主線がないがゆえに、人物だけが浮くことがあります。 背景を先に描けば、絵の全体のバランスを見ながら人物を描くことができるからです。 背景にもよりますが、空の場合、まず全体的に空の色味を作ってやります。 次に雲です。 雲を光らせずにただ白くしたい場合は別レイヤに、今回のように光らせたい場合は雲を空色と同レイヤに、色を置いていきます。 雲は大抵白い色で表されますが、しぃちゃんお絵描きアプレットの場合、暗い色に明るい色を同レイヤで乗せると大抵光ります。この性質をよく理解し、適切なレイヤに雲を置いてください。 雲は大きめの水彩で、アルファ値をほぼ1のままで、かすませるように何度も重ね塗りします。 今回の色は、真っ青で塗りつぶしたあと、赤系パレット左の真ん中あたりの色をA1の30ピクセル水彩で全体の色味を作ります。 青系パレット右下の濃紺、A1を使って雲の陰を付けつつ、白や薄ピンクのA1水彩で、光や雲を入れていきます。 微妙な筆使いの痕が残る油彩のようなムラが好きなので、わたしはぼかしをあまり使いませんが、いわゆるCGのようにムラのない絵がお好きな方は、ここでぼかしを強く掛けても良いでしょう。 |
| 半透明レイヤ作成 |
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半透明の窓枠を作ります。 前提として、背景はレイヤ0(下レイヤ)に結合しておきます。 以下、窓枠はすべてレイヤ1(上レイヤ)での作業となり、背景に影響を及ぼさないようにします。 線四角ツールで適当に四角を描画。塗り潰しツールで、枠の中を白く塗りつぶします。 枠と枠の重なる部分はボーダーにするつもりなので塗りつぶしません。 縦ボーダーを、枠の重なり部分に作成します。 枠色の黒をマスクし、A80のトーンを白で、はみ出ないように塗りつぶします。 縦ボーダーなので、ずれないよう慎重に重なり部分を上下反転させます。 再び、重なり部分にA80の白トーンを重ねて、縦ボーダーとします。 この状態だと、白く塗りつぶした部分もボーダーの部分も背景が透けていません。 そこで消し四角ツールを使って全体を薄くします。 今回は黒い枠は色を落としたくなかったので、黒にマスクを掛け、レイヤ1全体にA250で消し四角を掛けます。 この値は、A140あたりを2回など、お好みの透明度になるよう、何度かお試しください。 黒以外の部分(今回は白部分)が透けました。 これで半透明の窓枠ができました。描画制限モードを通常に戻し、レイヤ0にすべてレイヤ結合。 これで背景の完成で、次に人物に行きます。 |
| 人物ラフ |
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実際にはレイヤ0の背景を表示させて色合いの調整をしつつ描いていきますが、この絵はわかりやすくするために背景を非表示にしています。 背景をレイヤ0に置いたので、人物画はすべてレイヤ1で描いていきます。 適当に基本色を起き、全体の形を作ります。今回は肌色系パレットのみで基本色を押さえました。 これは線画にも言えることですが、細かな部分から描き込んでいくより、大まかな形を作ってから詳細を描き込んでいく方が、あとでズレが生じにくいです。 部分部分を細かく描き込んで次の部分に移るより、全体をちょっとずつ描き込んではバランスを見、また更に細かい部分を描き込んでいったほうが修正するときに楽です。 顔をちょっと描き込んだら服に、服をちょっと描いたら髪の毛に、というように。 拡大と縮小を何度も行い、近場でも遠目でも狂いが(少)ないことを確かめながら描いていきます。 |
| 人物描き込み |
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最終的には、上記ラフからここまで描き起こします。 今回は光源を左として考えました。 左からあたって陰になるだろう部分の色を濃くしていきます。 このときも、水彩風よりは油絵風のペンタッチを求めるため、ペンサイズはできるだけ小さいものを用います。 あまりアルファ値の高くない小さな水彩筆で、何度も何度も色を重ねて色ムラが出るようにします。 特に服には筆痕が残るように気を付けます。 陰で付けるしわとは別に、筆を運ぶ向きでできる自然な色ムラが細かなしわに見えるよう、しわに沿って筆を動かします。 今回は、左上から右下、または右下から左上に動かし、スカートのひだを。左下から右上、右上から左下に動かし、胸部に引っ張られるしわを表現します。 筆使いに気を付けつつ、故意に陰としわをしけていきます。 光源側には明るい色を、凸面に当たって光が遮られた部分には暗い色を。 基本的に、膨らんだ部分は明るく、引っ込んだ部分は暗くします。 明度の高い色と低い色を順に置けば、それだけで人の目は、凹凸があると錯覚します。 髪の毛は陰というよりは、髪の毛1本1本を描き込むように。 1ピクセルのA150程度で、髪の毛の流れに沿って筆を動かします。 このとき、実際には同じ色の髪の毛であっても、明るめの色と暗めの色で線を作っていくと、本物の髪の毛のように見えます。 実際の髪の毛も、光の当たり具合で大分髪の線が見えるためです。これを色で再現します。 このときも、髪の毛1本1本とは別の、髪の毛全体の明るい部分、暗い部分を意識することも忘れずに。 |
| エフェクト |
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窓枠を目立たせるため、人物にも透かしを入れます。 窓枠の重なったボーダーの部分は、消し四角のA250で消去。 窓枠外の身体の部分は背景を半透明に透かしたボーダーにしたかったのですが、手軽な方法がわからなかったので; 1本ずつ消していきました。 1ピクセルの消しペンを直線モードで1本ずつ、A250で消していきます。 それだけではまだ透明度が足りなかったので、身体のボーダー部分にのみ、A140で消し四角を掛けました。 レイヤ1だけで見ると、左図のようになります(200%拡大図)。 |
| 完成 |
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この後、若干リボンの修正などを加え、完成です。 補足: 今回はパレット作成を行わず、基本パレットセットのみで色を出しました。 水彩と鉛筆、共に使用。 ぼかしは背景などに多少使いました。 覆い焼き、焼き込みは一切使用していません。 トーンをボーダー作成に使用。 線四角ツールを枠作成に使用。 塗り潰しツールを枠内塗り潰しに使用。 消しペン、消し四角使用。 手書きモードと直線モードを使用、今回はBZ曲線は使用していません。 描画モードは通常と黒マスクのみ使用。 総ステップ数、7160ステップ。 動画データサイズ、173586byte(約170KB)。 総描画時間、18時間44分10秒。実描画時間、……5、6時間ほど?; |